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親子の読書日記。子どもが読んだ絵本と児童書。小説はちょっと浮き世離れした系や人情話が好き。
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45歳、バツいち、更年期障害を迎えた女性が、28歳のハンサムな映像作家の卵と恋に落ちる。
久しぶりに良質な恋愛小説を読みました。 石田衣良は初めて読んだのですが、文章が美しいです。ストーリーの底に静かに流れる複数のテーマも、その切り取り方がきれい。 逗子湾を望む高級住宅地、外車、おしゃれなカフェ、洋犬、銅版画家、古き良き時代の映画に音楽。そしてとびきりの男。ストーリーを彩る小道具はこれでもかという程おしゃれで洗練されていて、まさに主人公世代が若かりし頃に流行ったトレンディドラマのようです。ところがそれがちっとも鼻につかない。 リアリティはあるのに生々しくない。最初から最後まできれいです。ロマンスも辛い事件もセンチメンタル度も程がいい。 私は恋愛小説はあまり得意じゃなく、さらに言うと年の差がありすぎるカップルの話はあまり見たくなく、特にオバサンが若い男にいれあげる話なんて辛すぎて嫌いなんですけど。この小説は、好きです。 「わたしたちには未来なんてないのよ」「でも現在がある」 刹那を切り取るからこそ、恋愛小説は輝くんだなあと思いました。
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