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『とべバッタ』
勢いのある線で描かれた挿絵が迫力があり、緊張感をあおります。
様々な天敵から逃れる為に、息を殺すようにして暮らしていたバッタくんでしたが、ほとほと嫌気が差して、あるとき鉄砲玉のように高く高く飛びあがります。
その勢い、力強さ。まさに「とべ! バッタ!」という感じです。
思いきって飛んでみたら、自分には羽根があって羽ばたけるんだと知るバッタくん。
物語は、そのままどこまでも飛んでゆくところで終わります。
落ちがついてちゃんちゃん、という話ではないけれども、深い余韻が残ります。
どこまでもどこまでも飛んでいくバッタくんの未来を、子どもも思い描いたのではないでしょうか。

——逃げてないで、飛んでごらん。きみには羽根があるのだから。
作者のメッセージが、ちゃんと子どもに届くといいなあ。

4033311408『とべバッタ』
 田島 征三
 偕成社  1988-07
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07/09 22:54 | 絵本 | CM:0 | TB:0
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