『文章をダメにする三つの条件』
4621053272
 宮部 修(著)
 丸善 2000-09  



文章の良し悪しは内容で決まる。
何をどう書くかにポイントを絞って、やさしく丁寧に解説してあります。

タイトルにも挙げてある、三つの禁じ手がわかりやすいです。

その1。文章の意図がつかめない事実や印象の羅列。
その2。読み手が退屈する理屈攻め。
その3。読み手の興味をひかない一般論。

つまり、ダメな文章というのは読むべき中味がないという事なんです。
視点と切り口。簡単なように見えて実はとても難しいポイントだと思います。書き手の物の見方、考え方、観察力、引き出しの数や経験の幅、そういった人間性が勝負なんだよという事ですもんね。

けれど、上手い文章は無理でも、まあなんとか書けそうな気がする。
読後になんとなく自信のようなものが湧いてきます。
就職試験を控えた学生さんや、文章を書かなければならないのにどうしても苦手意識を持っている人には、おすすめの一冊です。

* * * * *


立て続けに2冊も文章技術の本を読みました。
いえ別に、これから何かモノを書くぞという訳ではありません。

とあるblogで紹介されていた『読ませる技術 書きたいことを書く前に』が面白そうだったのと、Amazonの関連商品にこの『文章をダメにする三つの条件』が出てきたので、2冊一気に借りて読んだという訳です。

以下、2冊を読了しての所感です。

今はこうして私などでもblogで記事を発信するくらい、誰でも文章を書く時代になりました。
ネットでの書き方は独特なものがあると言われますが、それは改行を多く取るなどあくまで小手先の技だろうと思います。
上手い人というのは、例えばblogやHPを立ち上げた時点ですでに上手い。
漫然と記事を書いてるように見えて、実はコンセプトや切り口がユニークで面白いのです。もしくは、はっきりと限定された読者層を意識して、読者が読みたいと思うような内容を発信しています。
こればっかりは、やっぱり才能と言うしかないなと思うのでした。

こう言ってしまうと私のblogは企画段階ですでにダメだという事になりますが。
こんなつぶやき垂れ流しblogでも、たまにサーチエンジンにひっかかったりして訪れて下さる方がいらっしゃいます。
せめて、人様に読んでいただくのだという心構えを持って綴っていこうと思いました。
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