『袋小路の男』
4062126184  『袋小路の男』
   絲山 秋子
   講談社 2004-10-28


社会人になってこっち、小説というものをとんと読まなくなりました。
ここ数年では浅田次郎以外の小説を読んでいない気がします。

たまたま、新聞の三八ツ広告で見かけたこの本の煽り文句がこれ。いわく「第30回川端康成文学賞受賞」「指一本触れないまま、“あなた”を想い続けた12年間」「現代の純愛小説」。

純愛小説なんていう文句はハナからスルーですが、川端文学賞というのと、内容(恋愛のシチュエーション)が興味をひいたんですね。

ん〜 …。

確かに一気に読ませる力はあると思うけど、まあ短編だしなあ。
なんだか表層をなでるだけで、深層にたどりつけないというか。深層が浅いのかもしれないというか。
いや、私の感性が鈍いのかもしれないですからね、悪しからず。

それと好みの問題かな。
私が読みたいのは、細やかな観察ではないのだと気づきました。そんなのはどうでもいいの。
もう、王道的、義理人情ものとか。感動巨編とか。
深い読後感にどーんと浸れる、自分の好みの小説って、最近は純文学系ではなく、時代小説や推理ものやSFやなんかの、娯楽系の小説の方に見つけやすい気がするんです。
太宰や芥川なんかの古い時代のものだと、いわゆる純文学作品で大感動できるんだけどなあ。いつ何度読んでも感動するもの。
なんなんだろう。

私は文学者でも評論家でもないのでわかりませんが。最近の文学ちゅーもんが高尚すぎてついていけてないだけなのかも知れません。
03/08 11:44 | [母の本棚]小説(国内作家) | CM:0 | TB:1
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