 | タダ サトシ こぐま社 2002-05
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表紙の、ユーモラスだかリアルだかよくわからないカマキリの顔アップの絵にひかれて借りてきました。
色鉛筆のようですが、カマキリをはじめ虫たちの体はとてもリアルに書き込まれています。でも顔はユーモラス。
こどもには親しみやすいと思います。
お話も「あるある!」という、わかりやすい、しかし考えさせる内容でした。
「カマキリは他の虫を食べるんだよ。コンちゃん知らなかったんだねー」オレは当然知ってたよ、と言わんばかりの息子。
「カマキリくんはバッタ食べて、お腹いっぱいになってよかったね、だけど。バッタはかわいそうだね」と言うと、あははと笑います。
その無邪気な反応にちょっとムっとしたので、さらに
「ライオンがポコスケ(息子:仮名)をガブして食べたら、ライオンはお腹いっぱいになってよかったね、だけど。ポコスケは痛くて死んじゃってかわいそうだね」
と言うと、そんなのはイヤだーと猛抗議。
「ティラノサウルスがおかあさんをガブして食べたら、ティラノサウルスはお腹いっぱいになってよかったね、だけど。おかあさんはかわいそうだね」
「ポコスケがさんま食べたら、ポコスケはお腹いっぱいになってよかったね、だけど。さんまは死んじゃってかわいそうだね」
と畳みかけると、なんとなーく理解した様子。
「オレがマグロ食べると、オレはよかったね、だけど、マグロはかわいそうだね」
「そうだね」
「でもオレがマグロ食べるのは、オレ、マグロが大好きだからなんだよ!」
「ワニもポコスケが大好きかもよ? ワニはポコスケをガブして食べて、よかったね、だけど、ポコスケは痛くてかわいそうだよね」
「うん。そういうお話?」「そういうお話」
今日のところは、この辺でカンベンしといてやろう、息子。