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親子の読書日記。子どもが読んだ絵本と児童書。小説はちょっと浮き世離れした系や人情話が好き。
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45歳、バツいち、更年期障害を迎えた女性が、28歳のハンサムな映像作家の卵と恋に落ちる。
久しぶりに良質な恋愛小説を読みました。 石田衣良は初めて読んだのですが、文章が美しいです。ストーリーの底に静かに流れる複数のテーマも、その切り取り方がきれい。 逗子湾を望む高級住宅地、外車、おしゃれなカフェ、洋犬、銅版画家、古き良き時代の映画に音楽。そしてとびきりの男。ストーリーを彩る小道具はこれでもかという程おしゃれで洗練されていて、まさに主人公世代が若かりし頃に流行ったトレンディドラマのようです。ところがそれがちっとも鼻につかない。 リアリティはあるのに生々しくない。最初から最後まできれいです。ロマンスも辛い事件もセンチメンタル度も程がいい。 私は恋愛小説はあまり得意じゃなく、さらに言うと年の差がありすぎるカップルの話はあまり見たくなく、特にオバサンが若い男にいれあげる話なんて辛すぎて嫌いなんですけど。この小説は、好きです。 「わたしたちには未来なんてないのよ」「でも現在がある」 刹那を切り取るからこそ、恋愛小説は輝くんだなあと思いました。
タイムスリップものの冒険ファンタジーです。
幼馴染みの中年男性二人が同時にタイムスリップ。小学生の過去と中年の現在を行き来しながら、守りたいものの為に奔走する彼らの友情と、運命が分たれてしまうラストにしんみりとします。 狙った訳じゃないんだけど、似たようなファンタジーを立て続けに二冊読みました。どちらも凄く面白かった。 少年が冒険して、友情を紡いで、困難を乗り越えて目的を達した後に、切ない別れが待っている。 …ツボ。 こういうパターンは激しくツボです。
映画は見てません。
宮部みゆきはいろんな人からすすめられるんですが、推理小説に興味が薄いのと、あの本のボリュームに圧倒されて、今まで手が出ずにいました。 最初に手に取る本としちゃ失敗だったかもしれない。パラ見だと時代物の方が良さそうかも。 小器用にまとめた冒険ファンタジー、という印象です。 主人公が冒険の旅に出るまではやや退屈でした。ミツルの異様に相手を見下した態度がトゲのように心にひっかかって、それだけで読み進めた感じです。あとは分厚い割に一気に読めました。
ギンちゃんが関係者のわずかな証言を元に殺人事件を解いていく下りは優しくて温かいです。
ギンちゃんはただ人間の心の機微を細やかに察して、さあどうする?と問いかけるだけなんですが、それだけで収まるべきところに収まり、傷ついた人を優しく掬いあげるような結末になる。 主人公とギンちゃんとの距離感が心地よく、けれどラストの主人公の心情はとても切ない。 切ないけれど、やっぱり温かい。 これはミステリーの範疇に入るのでしょうか? 私はミステリーをほとんど読まないのでよくわかりません。 ギンちゃんの設定からするとファンタジーといっていいと思います。
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